スペシャル駄話『ドラえもんの推理クイズブック』
謹賀新年
あけましておめでとうございます。
旧年は大変お世話になりました。
新しい年がみなさまにとって、よい年でありますように。
今年もよろしくお願いします。
ちなみに
がまだ続いております。
当サークル製作のゲーム『わんわんしぃし~』、『オトコの娘しぃし~』、「しぃし~ロンパ』を半額でお買い求めになれます。
お正月のお伴に、是非お買い求めください。
ご購入は以下から!
……さて、以降は駄話。
と言ってもいつもとは違うお正月特別企画!
部屋に転がっていたレア本をお蔵出しします。
「きみはドラえもん探偵に勝てるか!?」
挑戦的なキャッチコピーに心が躍ります。
そう、小学館の学習雑誌『小学四年生』2月号の別冊付録。
実質的にお正月特別号の付録であると想像できます。
今でも多分、『コナン君の推理ブック』的なモノはよく出てると思うんですが、本書においてはドラえもんが探偵に挑戦です。
何しろ当時は国を挙げてのドラえもんブーム、こうした企画が出てくるのも不思議はなかったわけですが、果たしてその中身は……?
なるほどなるほど。
いたずら者のジャイアンにドラえもんが知恵で挑むわけですね。
イラストは、この時代のドラえもんファンにはお馴染み、しのだひでお先生。この種の企画記事、企画漫画のドラえもんを大量に描かれていました。
本書ではドラえもんはずっと「ドラえもん探偵」と呼ばれており(何しろ「世界の名探偵」らしいですし)、ホームズ風の帽子を被ったコスプレも可愛いですね。
……とそんなことを考えつつ読んでいると。
ん? ドラえもん探偵、いきなり絵のタッチが甚だしく違う美女の依頼なんか受けちゃってます。
見る限りどうも、事務所まで構えているご様子。
五千万円の遺産なんて生臭い事件に首を突っ込んでいます。
お前、のび太君のお世話はどうしたっっ!?
……どうもこの世界のドラえもんは職業として探偵業を営んでるご様子。
先のジャイアン、スネ夫の他にものび太君と仲よくしている描写もあるんですが、果たして野比家のいそうろうという設定が生きているのかも判然としません。
なんて思っていると。
ドラえもん探偵、スパイ008号の尋問なんか始めちゃってます。
いや……そもそも探偵にそんな権限があるとは思えないんですが……まあ、昔の冒険活劇の探偵をイメージして描かれているわけで、そんなツッコミはヤボというモノなのかも知れません。
何しろ見ていくとドラえもん探偵、
警察との連携もバッチリです。
「小林少年」ならともかくヒゲの「小林警部」とのツーショットはすごい違和感。
しかもドラえもん探偵、
「ぼくに運転させてください」。
何とパトの運転までしちゃってます。
まあ、未来の世界のオーバーテクノロジーで作られた彼、免許くらい持っていても何の不思議もありませんが……。
ちなみにこの今一可愛くないドラえもん探偵は明らかにしのだ先生の筆によるモノとは違います。
奥付を見ると「金成泰三」の名があり、ググると(今一分からないんですが)どうも学習漫画などに劇画タッチのイラストを描いていた人物。この金成先生ががんばってドラえもんを描いてくださったのではないでしょうか。
さて、まだまだドラえもん探偵の活躍は続きます。
何とドイツのギャング団の取り締まりまでやっちゃいます。
トレンチコートがカッコいい!!
恐らく学習効果を謳うためでしょうが、本書ではドラえもん探偵が「日本一周」そして「世界一周」の推理旅行をするという趣向になっているのです。
何しろハワイでは……。
ほら、女の刺殺死体まで発見しちゃいます!
しのだ先生の可愛いタッチのドラえもん探偵がニコニコ顔で死体の検分をする様は、まさにハードボイルド(?)。
いえ、これでも驚くには早い。
新潟を旅したドラえもん探偵、今度は首つり死体を発見しちゃいます!
上のモノより格段にダークな死体の絵、しのだ先生とも金成先生と思しいモノとも違いますが、他に絵師さんのクレジットがなく、詳しいことは不明です。
この無駄なグロ描写を、しのだ先生のゆきんこコスプレドラが必死で緩和しようとするモノの焼け石に水。
他にも本書ではとにかく殺人事件が『コナン』レベルの多さで頻発し続けます。
再び奥付を見ると構成は藤原宰太郎先生。推理作家でこの種の「推理クイズブック」の草分け的存在。
そういうわけで本企画に登板、ということになったのでしょうが……それにしてももうちょっと……。
後、面倒くさいので答えについては省略させていただきます。
キミはこの謎を解くことができるか!?(興味ナシ)
あけましておめでとうございます。
旧年は大変お世話になりました。
新しい年がみなさまにとって、よい年でありますように。
今年もよろしくお願いします。
ちなみに
がまだ続いております。
当サークル製作のゲーム『わんわんしぃし~』、『オトコの娘しぃし~』、「しぃし~ロンパ』を半額でお買い求めになれます。
お正月のお伴に、是非お買い求めください。
ご購入は以下から!
……さて、以降は駄話。
と言ってもいつもとは違うお正月特別企画!
部屋に転がっていたレア本をお蔵出しします。
「きみはドラえもん探偵に勝てるか!?」
挑戦的なキャッチコピーに心が躍ります。
そう、小学館の学習雑誌『小学四年生』2月号の別冊付録。
実質的にお正月特別号の付録であると想像できます。
今でも多分、『コナン君の推理ブック』的なモノはよく出てると思うんですが、本書においてはドラえもんが探偵に挑戦です。
何しろ当時は国を挙げてのドラえもんブーム、こうした企画が出てくるのも不思議はなかったわけですが、果たしてその中身は……?
なるほどなるほど。
いたずら者のジャイアンにドラえもんが知恵で挑むわけですね。
イラストは、この時代のドラえもんファンにはお馴染み、しのだひでお先生。この種の企画記事、企画漫画のドラえもんを大量に描かれていました。
本書ではドラえもんはずっと「ドラえもん探偵」と呼ばれており(何しろ「世界の名探偵」らしいですし)、ホームズ風の帽子を被ったコスプレも可愛いですね。
……とそんなことを考えつつ読んでいると。
ん? ドラえもん探偵、いきなり絵のタッチが甚だしく違う美女の依頼なんか受けちゃってます。
見る限りどうも、事務所まで構えているご様子。
五千万円の遺産なんて生臭い事件に首を突っ込んでいます。
お前、のび太君のお世話はどうしたっっ!?
……どうもこの世界のドラえもんは職業として探偵業を営んでるご様子。
先のジャイアン、スネ夫の他にものび太君と仲よくしている描写もあるんですが、果たして野比家のいそうろうという設定が生きているのかも判然としません。
なんて思っていると。
ドラえもん探偵、スパイ008号の尋問なんか始めちゃってます。
いや……そもそも探偵にそんな権限があるとは思えないんですが……まあ、昔の冒険活劇の探偵をイメージして描かれているわけで、そんなツッコミはヤボというモノなのかも知れません。
何しろ見ていくとドラえもん探偵、
警察との連携もバッチリです。
「小林少年」ならともかくヒゲの「小林警部」とのツーショットはすごい違和感。
しかもドラえもん探偵、
「ぼくに運転させてください」。
何とパトの運転までしちゃってます。
まあ、未来の世界のオーバーテクノロジーで作られた彼、免許くらい持っていても何の不思議もありませんが……。
ちなみにこの今一可愛くないドラえもん探偵は明らかにしのだ先生の筆によるモノとは違います。
奥付を見ると「金成泰三」の名があり、ググると(今一分からないんですが)どうも学習漫画などに劇画タッチのイラストを描いていた人物。この金成先生ががんばってドラえもんを描いてくださったのではないでしょうか。
さて、まだまだドラえもん探偵の活躍は続きます。
何とドイツのギャング団の取り締まりまでやっちゃいます。
トレンチコートがカッコいい!!
恐らく学習効果を謳うためでしょうが、本書ではドラえもん探偵が「日本一周」そして「世界一周」の推理旅行をするという趣向になっているのです。
何しろハワイでは……。
ほら、女の刺殺死体まで発見しちゃいます!
しのだ先生の可愛いタッチのドラえもん探偵がニコニコ顔で死体の検分をする様は、まさにハードボイルド(?)。
いえ、これでも驚くには早い。
新潟を旅したドラえもん探偵、今度は首つり死体を発見しちゃいます!
上のモノより格段にダークな死体の絵、しのだ先生とも金成先生と思しいモノとも違いますが、他に絵師さんのクレジットがなく、詳しいことは不明です。
この無駄なグロ描写を、しのだ先生のゆきんこコスプレドラが必死で緩和しようとするモノの焼け石に水。
他にも本書ではとにかく殺人事件が『コナン』レベルの多さで頻発し続けます。
再び奥付を見ると構成は藤原宰太郎先生。推理作家でこの種の「推理クイズブック」の草分け的存在。
そういうわけで本企画に登板、ということになったのでしょうが……それにしてももうちょっと……。
後、面倒くさいので答えについては省略させていただきます。
キミはこの謎を解くことができるか!?(興味ナシ)