GWセール中!!
どうも、お久し振りでございます。
ここしばらく、「新作情報を待て!」と煽ってはそのままバックレ、というパターンが続いております。
正直、新作の用意はあるのですが、こんな時に限ってちょっと大きな仕事が舞い込んできまして、ゲームのための時間が丸きり取れなくなっております。
そんな次第ですので、どうかもうしばらくお待ちいただけると幸いです。
さて、GWも結構進行してしまいましたが、セール情報です。
DLsite様とBOOTHで半額セールを行っております!
デジケット様でも(たった今申請したので)直にセールが始まります!
この機にどうぞお買い求めください!
――さて、ちょっと駄話を。
映画『レディープレイヤーワン』の感想です。
といっても、あまりポジティブなモノではないですが……以下、出て来るキャラなどのネタバレもアリで書いていきますので、ご了承いただければさいわいです。
まず本作は、アメリカのオタク作家の小説『ゲームウォーズ』が原作になっています。
帯には「オタク作家の日本文化への熱いリスペクト」と大きく書かれ、そここそが見せ場となっておりました。
クライマックスのバトルに登場するのは映画においては「俺はガンダムで行く」が流行語になったことからも分かるように、ガンダムとメカゴジラ。
しかし原作ではエヴァからミネルバXからレオパルドンまでが登場していたのです。ウルトラマンも重要な役割で登場します。
それが、ものすごい規模縮小ぶり。
主人公のスラムの落書きでドラえもんがあった気もするんですが、それは気のせいかなあ。小学館はそういうの、うるさそうですしね。
つまり、目玉となるような作品が軒並みリストラされた、昨今のスパロボみたいな出来になってしまっているのです。
本作ではオアシスという仮想世界が、今のネットのような存在として登場してきます。
貧しい主人公はこのオアシスから教育などすら与えられているのですが、そうした描写もされていません。もちろん、映画の尺を考えれば仕方がないんですが。
悪役の会社の重役が「オタク知識」で主人公を懐柔しようとして、実はそれが他の者に教えられたエセ知識であることを主人公が見破る、というのはオタク魂が感じられていいシーンなのですが、逆にテーマが描かれているのはそこくらい。
この会社はヴァーチャル地下帝国(『カイジ』のアレです)みたいなのでネット民を搾取しているのですが、その描写もちょっとだけ。
何より最後に主人公はヒロインとキスをして、「やっぱりリアルがいい」と言ってオアシスの週二日の休業を宣言してしまいます。確かに「リアルでのキスがいい」は原作にもあるセリフですが、「二次元万歳」な原作を、スピルバーグは180°逆にしてしまいました。
もう一つ、本作のヒロインは(というか、オアシス内でのアバターはみな)CGで表現されるのですが、驚くほどに可愛くありません。つまり「ヴァーチャル」というテーマを掲げつつ、彼らはいまだ「萌え」に至っておらず、最終的に二次元を否定してしまったわけです。
ぼくの期待は、破られてしまいました。
二次元の春はまだ、遠そうです。