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スペシャル駄話『名探偵荒馬宗介』第四回

ども!
「女の子が本当に主人公のエロゲが(作ったこと)ないなあ」こと雛子一です。

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さて、以前に特集した『名探偵荒馬宗介』の二巻が発売されました。
第一巻の特集は「荒馬宗介」タグでごらんください(多分、この宇宙で唯一の「荒馬宗介」タグだよな……)。
予告めいたことをしていたこともあり、二巻の方もちょっとここで軽くご紹介しておこうかと思います。
実のところこの第二巻に収録された年数の物は、今回初見の物ばかり(諸事情あって『荒馬宗介』は複数の年代に渡って読んでいたんですが……)。
そんなわけで、全く新作を読むような新鮮さで全作読み切ることができました。
そして今回、本作の特徴について、もう一つ思い当たったわけです。
第一巻については三回に渡ってレビューし、それぞれ本作を「青年」、「オヤジ」、「女性」という切り口から捉えてみました。しかし二巻目ではそれ以上に「シュールさ」というものが本作を特徴づけているように思えたのです。

具体的に見ていきましょう。
まずは「妖怪山父」。いえ、ご覧いただければこれまた単なる「ヘンなオヤジ」なのですが。彼は金太郎少年(宗介の下宿先の息子)の前に現れては、愉快犯的に(またかい!)彼をからかう存在。絵に描いた宗介にしゃべらせたり、押し入れの中から海を出現させたりと言った超能力を使います。ちなみに「山父」なんて妖怪、聞いたこともなかったので作者の山口太一センセの創作かと思いきや、四国地方の伝承にあるそうです。

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■こいつですね。

で、この超能力、推理物らしく一応の謎解きがなされるのですが……もう、それが本当に、どうでもいいようなもの(今、あなたが想像した通りの答えです)。
せっかくのミステリアスなムードが、合理的な推理で台なしになっているような……。
他にも絵の中の女が歩き出す、驚木警部が狐に化かされる、メイドロボット回など、オカルトめいた話が幾度も登場します。

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■前フリで荒馬宗介が描いている漫画に出て来る「スパイ風の男」もいかにも「当時の大人漫画」風です。

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■いや、女もオトコの子も、仮想のものに限りますね!

絵の中の女性が無意味にビキニだったり、メイドロボも驚木警部のセリフに見られるようにどことなくエロティシズムを感じさせます。というか、前回も山口センセは大人漫画畑の人であったことをご紹介しましたが、そうしたネタを子供向けにセックスの要素を非常に薄めて翻案した、という感じが、これらからはするのです。

それと、もう一つ。
前の記事でも山口センセはナンセンスネタが好きだったのだろうと書きましたが、「南の島の原住民が謎の言語を話す」ネタが二回も。

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■こういうの。

そう、驚木音頭や『マガーク探偵団』後期の表4でキャラクターたちが踊っていた、あの感じですね。どうもキャラクターたちが珍妙なリズムで踊ったりしゃべったりするのが、センセのツボだったのかなあ、と思わせます。

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■前巻まで地味なIDカードだったのがこれになった時は、何が始まったのかと思いましたよ、わたしゃ。


恐らくこの銀河で唯一の……kaitou.png

さて、以下はちょっと「怪盗」について。
先の記事にも書いたように、本作では怪盗が登場しては、特に逮捕されることもなくフェードアウトしていく傾向があります。本巻においてもそれは同じで、矢名完次、九盗太郎があんまり説明もなく登場しては、いつの間にかフェードアウトしていきます。
しかしそれ以上に、「一回(ないし二、三回)限りの使い捨て怪盗」が本巻、多すぎです。

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■大邸宅に住んでます。富豪探偵のパロディですかね。


まずは富豪怪盗・知能半太郎。本名を頭野卓。
矢名完次と知恵比べをするなどライバルキャラとして設定されたと思しいのですが、数回でフェードアウト。

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■クイズマンなのにイニシャルが「K」なのは気にするな。

クイズマン。犯行現場にクイズでヒントを残していく怪盗。『バットマン』のリドラー(ナゾラー)のいただきと思しいキャラですが、これも一回きり。ちなみに登場話のサブタイトルは「またまた出ました」となっていますが、これ以前に登場したこともありません
後もう一つ、これもまた本作に多い「狂言」ネタ。つまり「クイズマン」は「作品世界では実在するらしいが、登場はしなかった人物」なのです。『ドラえもん』の「むちゅう機」みたいな存在です(……って、何だその比喩)。

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■指名手配写真が出てくるなど、大物感が漂う。

怪盗ドロンドロン。
パリの怪盗。予告状を出し、美術品を狙う由緒正しい怪盗。敬意を表してか(?)荒馬もタクシーの運転手に変身して待ち伏せという活躍ぶり。しかし正統派過ぎたせいか、やはり彼も一回限りの出演。

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■そもそも矢名完次でよかったんじゃないでしょうか、この人。


怪盗割井八郎。
ちなみに、前巻でご紹介した矢名完次の子分と同姓同名ですが、別人の模様。劇中では仲間に「スナックに集合せよ」と暗号文を渡しているだけであり、一体どういう悪いことをしたのか全くもって不明。もちろん怪盗らしさも一切ないが、本人がそう名乗ってるんだから怪盗なんでしょう。

……以上でしょうか。
何というか、正直山口センセは怪盗に思い入れもなく、編集者がその場の思いつきでテコ入れとしての怪盗登場を要求するも、長続きせず……なんて場面を、つい想像してしまいます。
ことにクイズマンなど、編集者側の発案を持て余した感が濃厚。考えると一巻にも「出来心で悪巧みをした一般人の、思いつきの名義」にすぎない「怪盗999」というのが出てきました(スリーナインと読む。時代だね)。
さて、他にネタ的には「女性編集者」と、「伝説の最終回」が残ってるんですが、もう疲れました。
分量的には大したモノにはなりませんが、以降は次回に持ち越させていただきます。
それではまた。
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