スペシャル駄話『全怪獣怪人大百科』
謹賀新年
あけましておめでとうございます。
旧年は大変お世話になりました。
新しい年がみなさまにとって、よい年でありますように。
今年もよろしくお願いします。
ノクターンノベルズ様、アルファポリス様、Fantia様で連載していた新作、『オトコの子/娘のおし○○! 運動会編』、そのおまけである新作を同梱した『オトコの子・娘のおし○○!運動会編 Complete』をFantia様、Fanza様、デジケット様、DLlsite様から販売中です。
どうぞお買い求めください。
また、fanza様ではそのほかの商品を半額セール中。
そちらもどうぞお買い求めください。
さて、以下は駄話です。
ここ数年、毎年お正月にはお蔵出しの本をご紹介してきました。
正直、そんなにネタがあるわけではないのですが、今回は『全怪獣怪人大百科 昭和51年度版』。
今は亡きケイブンシャから昭和の一時期、毎年発行されていた、特撮・アニメに登場した全怪獣怪人を紹介した子供向け書籍です(後期は特撮に特化)。
オタク文化がまだ、市場性を得るに至らずにいた昭和五十年代、マニアたちが子供向けという体裁で制作していた本。このケイブンシャのシリーズは『宇宙刑事』や『ナディア』の大百科も作られており、その頃(昭和六十年代~)になるとかなりマニア向けムックの体裁を整えてくることもあり、愛読していた方も多いのではないでしょうか。
さて、そんなシリーズの最初期のものが、これ。
ヒーローたちの顔が立ち並ぶ姿は、やはりワクワクしますね。
ぼくが本書について一番印象に残っているのは、仮面ライダーの誕生日が掲載されていること。
本郷猛は昭和23年8月15日生まれ。機械いじりとギターを弾くことが好き。
一文字隼人は昭和24年10月10日生まれ。旅行と絵を描くことが好き。
本郷の出身が城北大学であることは有名ですが、一文字はロンドン美術大学出身って知ってました?
これらはウィキなど、今では知られている設定ですが、想像するに当時は企画書を取り寄せての記述だったのではないでしょうか。
ただその一方、他のマイナーヒーローの記述については微妙。
例えばシルバー仮面は以下のような具合。
悪の手から人人を守る正義の味方。光子エネルギーをつかった炎で全身をつつんでだすシルバービームで敵をたおす。頭脳もバツグン。
以上です。
が、シルバー仮面、こんな技、持ってません!
ウィキによると頭の突起から放つ、細い青色光線・シルバー光線が「シルバービーム」と呼ばれることもあるようですが、上に書かれたような技じゃありませんよね。
ファイヤーマンとごっちゃになってるんじゃないかなあ……。
あ、ちなみにスチールはジャイアントのものが使われ、等身大の存在はないものとして扱われています。
他にもサンダーマスクが眠っていたのは二万年とされていたり、トリプルファイターがロボットとされていたり、アイアンキングの活動時間が3分とされていたりで、説明はかなりデタラメ。何しろ、資料も何もなかった時代ですからね……。
さて、もっともこの当時は特撮からアニメへ、子供番組の流れが変わりつつあった時期。
そんなわけでカラー口絵でも巨大ロボが大活躍。
まあ、こんな具合で割合まともなんですが、では、本編では?
はい、これがグレンダイザーです。
何というか……顔面は資料がなくてごまかして描いてるみたいですね。
スペイザー形態の方は、クオリティはともかく一応それっぽく描いてはいるんですが……。
はい、マジンガーZです。
一応間違った部分は(スクランダークロスを装着していないのに、腹にそのベルト状部分があるくらいで)ないんですが、要するにちゃんとした絵師さんを呼べなかったという感じですね。
不思議なのは敵ロボも、アニメからのキャプや設定書の転載ではなく、描き起こしていると思しいモノが多いのですが、それはそこまで下手ではないんですよね。
これがグレートマジンガー。
う~ん、この。
で、ちょっと分からないのはビューナスAの解説文。
こんな怪しい絵で色っぽいとか言われてもなあ……。
ダイアナンAは普通の記述なので、どうしてビューナスだけこんな擬人化した(?)ような解説になっているのか分からないのですが、まあ、単に資料がなかったんでしょうね。
そしてはい、最後がゲッターG。
いや……まあ、ドラゴンとポセイドンは許しましょう。しかし、ライガーはどうしてこうなった?
やっぱり資料がなかったのかなあ……口絵はまともだし、メカザウルスも一応、それなりに描かれてるんですけどねえ……。
……と、そんなわけで、今回はこんなところで。
今年もよろしくお願いします!!!
あけましておめでとうございます。
旧年は大変お世話になりました。
新しい年がみなさまにとって、よい年でありますように。
今年もよろしくお願いします。
ノクターンノベルズ様、アルファポリス様、Fantia様で連載していた新作、『オトコの子/娘のおし○○! 運動会編』、そのおまけである新作を同梱した『オトコの子・娘のおし○○!運動会編 Complete』をFantia様、Fanza様、デジケット様、DLlsite様から販売中です。
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ここ数年、毎年お正月にはお蔵出しの本をご紹介してきました。
正直、そんなにネタがあるわけではないのですが、今回は『全怪獣怪人大百科 昭和51年度版』。
今は亡きケイブンシャから昭和の一時期、毎年発行されていた、特撮・アニメに登場した全怪獣怪人を紹介した子供向け書籍です(後期は特撮に特化)。
オタク文化がまだ、市場性を得るに至らずにいた昭和五十年代、マニアたちが子供向けという体裁で制作していた本。このケイブンシャのシリーズは『宇宙刑事』や『ナディア』の大百科も作られており、その頃(昭和六十年代~)になるとかなりマニア向けムックの体裁を整えてくることもあり、愛読していた方も多いのではないでしょうか。
さて、そんなシリーズの最初期のものが、これ。
ヒーローたちの顔が立ち並ぶ姿は、やはりワクワクしますね。
ぼくが本書について一番印象に残っているのは、仮面ライダーの誕生日が掲載されていること。
本郷猛は昭和23年8月15日生まれ。機械いじりとギターを弾くことが好き。
一文字隼人は昭和24年10月10日生まれ。旅行と絵を描くことが好き。
本郷の出身が城北大学であることは有名ですが、一文字はロンドン美術大学出身って知ってました?
これらはウィキなど、今では知られている設定ですが、想像するに当時は企画書を取り寄せての記述だったのではないでしょうか。
ただその一方、他のマイナーヒーローの記述については微妙。
例えばシルバー仮面は以下のような具合。
悪の手から人人を守る正義の味方。光子エネルギーをつかった炎で全身をつつんでだすシルバービームで敵をたおす。頭脳もバツグン。
以上です。
が、シルバー仮面、こんな技、持ってません!
ウィキによると頭の突起から放つ、細い青色光線・シルバー光線が「シルバービーム」と呼ばれることもあるようですが、上に書かれたような技じゃありませんよね。
ファイヤーマンとごっちゃになってるんじゃないかなあ……。
あ、ちなみにスチールはジャイアントのものが使われ、等身大の存在はないものとして扱われています。
他にもサンダーマスクが眠っていたのは二万年とされていたり、トリプルファイターがロボットとされていたり、アイアンキングの活動時間が3分とされていたりで、説明はかなりデタラメ。何しろ、資料も何もなかった時代ですからね……。
さて、もっともこの当時は特撮からアニメへ、子供番組の流れが変わりつつあった時期。
そんなわけでカラー口絵でも巨大ロボが大活躍。
まあ、こんな具合で割合まともなんですが、では、本編では?
はい、これがグレンダイザーです。
何というか……顔面は資料がなくてごまかして描いてるみたいですね。
スペイザー形態の方は、クオリティはともかく一応それっぽく描いてはいるんですが……。
はい、マジンガーZです。
一応間違った部分は(スクランダークロスを装着していないのに、腹にそのベルト状部分があるくらいで)ないんですが、要するにちゃんとした絵師さんを呼べなかったという感じですね。
不思議なのは敵ロボも、アニメからのキャプや設定書の転載ではなく、描き起こしていると思しいモノが多いのですが、それはそこまで下手ではないんですよね。
これがグレートマジンガー。
う~ん、この。
で、ちょっと分からないのはビューナスAの解説文。
こんな怪しい絵で色っぽいとか言われてもなあ……。
ダイアナンAは普通の記述なので、どうしてビューナスだけこんな擬人化した(?)ような解説になっているのか分からないのですが、まあ、単に資料がなかったんでしょうね。
そしてはい、最後がゲッターG。
いや……まあ、ドラゴンとポセイドンは許しましょう。しかし、ライガーはどうしてこうなった?
やっぱり資料がなかったのかなあ……口絵はまともだし、メカザウルスも一応、それなりに描かれてるんですけどねえ……。
……と、そんなわけで、今回はこんなところで。
今年もよろしくお願いします!!!