スペシャル駄話『ドラえもん百科』
謹賀新年
あけましておめでとうございます。
旧年は大変お世話になりました。
新しい年がみなさまにとって、よい年でありますように。
今年もよろしくお願いします。
さて、記念すべきこの日にお知らせを。
この度、BOOTHでDL販売を始めました。
今のところ現行商品だけですが、そのうち、新商品を売りに出せるよう、頑張りたいと思っております。
もしまだ購入なさっていないという方は、この気に当サークル商品をプレイしてみてください!
ちなみに
がまだ続いております。
当サークル製作のゲーム『わんわんしぃし~』、『オトコの娘しぃし~』、「しぃし~ロンパ』を半額でお買い求めになれます。
ご購入は以下から!
また、これにあわせBOOTHでも開店セールとして半額販売をしております。
お正月のお伴に、是非お買い求めください。
……さて、以降は駄話。
と言ってもいつもとは違うお正月特別企画!
部屋に転がっていたレア本をトリビア形式でご紹介!
題して
目下大流行のタレントが「へ~!」というあの番組に対抗しました!
みなさんも本記事を読めば「へ~!」と感心すること請けあい!!
さあ読んで覚えて、友だちに差をつけようぜ!!
●『ドラえもん百科』とは…?
とある世代以上の人はみなさんご存知だと思いますが、1980年代は全国民を挙げての『ドラえもん』ブームでした。
そんなブーム最盛期の熱を伝えるのが、『コロコロコミック』に連載されていた『ドラえもん百科』です。藤子F不二雄先生の筆頭アシスタントである方倉陽二先生が健筆を振るい、ドラえもんの様々な秘密が解説され……るのですが、ぶっちゃけドラえもんをコケにしたような内容で、すみません、当時は大嫌いでした。
それが四十年近い時を経て読むと、大変いい味になっていることに気づきます。
考えてみれば『ドラえもん』というのは本当のところのび太が主役で、ドラえもん自身はその保護者という不思議な作品。
そこをドラえもん自身を主役、ホスト役に据えた漫画を描こうと思ったら、ドラえもん自身をボケ役にせざるを得ない(のび太は逆に、それに対して傍から突っ込む、クールなキャラクターになってしまっています)。そこが当時は不快だったのですが、これは企画の特性上、どうしても生じてしまうジレンマだったのでしょう。
さて、蘊蓄はこの程度にして、早速『ドラえもん百科』のトンデモなさをご紹介していきましょう!
トリビア1 ドラえもんは服を着ている
最近、ドラえもんの青い部分が脱げる、というネット記事をご覧になった方もいらっしゃるんじゃないでしょうか。
リンク先の記事にある通り、描いたのはF先生。しかしこれは人気少女漫画『うわさの姫子』とのコラボ企画でした。『姫子』の藤原栄子先生が「ドラえもんが青い部分を洗濯している」というネタを描いたので、それを受けての描写。F先生の発案ではないわけです。
そしてこちらが『ドラえもん百科』での描写!
白い部分も脱げるんかい!!
いや、これもF先生ではなく片倉先生の筆によるものとは言え、本作で描かれた「方倉設定」は本編に逆輸入されているものもあり、「F先生じゃないから偽物」とも言いきれないところが困ったモノなんですね。「ネズミに耳を囓られ、青くなった」というのもF先生がアレンジを加えて微妙に変えつつも、本編に取り込んでいますし。
トリビア2 ドラえもんは片仮名が書けない
さて、そんな「半公式」とも言える作品というのに、こんな設定が登場したりもします。実は当時は有名な設定だったのですが、今では知らない人がいるかもと思い、挙げてみました。
上にも書いた通り、とにかく本作、ドラえもんdisりが激しいんです。視力検査をしたら検査表のひらがながまず、読めなかった、何て話もありますし。
トリビア3 ドラえもんはおねしょをする
さて、本作の連載初期にこうしたエピソードがありました。この少年に対し、ドラえもんは「原子炉を内蔵しているからトイレには行かない」と豪語しておりました。
そう、原子炉は昔から現在に至るまで、公式設定です。
が……別なエピソードでは。
どっちかはっきりしろ!!
まあ、もっとも、本編でも一度だけ、トイレに行く話があるんですが。しぃし~するシーンそのものもはありませんが。
トリビア4 ドラえもんの肩書きは……?
え~と、そのまんまです。
ドラえもんの職業は何だ、ただの居候か、という問いに対しての答え。
ただこれ、今となっては問題のあるギャグっぽいですね。
トリビア5 昔はスマート(?)だった!!
衝撃の事実!!
昔はイケメン(……???)だったドラえもん!!
もちろん、「今はカッコ悪い」と落とすための前フリではあるのですが……。
しかし、アニメなどでご覧になった方もいるかも知れません。ドラえもんは工場で製造された時からスタイルは今と同じだったと。
そう、上の漫画とはまた別の話では「メス猫ロボットに恋をして、努力の結果スマートになった」とのエピソードが語られます。
これらを総合するに「スマートだった一時期がある」というのが正しいのでしょう。「ロボットがトレーニングでスマートになれるのか」といった根本的な疑問はつきまといますが。
ちなみに以下は「ドラえもんの初夢」。
本作にはこうした「劇画調ドラえもん」が繰り返し描かれます。片倉先生、本当は劇画が描きたかったのかも知れません。
――と、以上のようなわけで、本当は「ドラミちゃん秘密BOOK」というドラミ版の方のご紹介もしたいところですが、それはまた次の機会に。
そうそう、去年の記事「スペシャル駄話『ドラえもんの推理クイズブック』」もよければごいっしょにどうぞ。
というわけで、今年もよろしく!!
あけましておめでとうございます。
旧年は大変お世話になりました。
新しい年がみなさまにとって、よい年でありますように。
今年もよろしくお願いします。
さて、記念すべきこの日にお知らせを。
この度、BOOTHでDL販売を始めました。
今のところ現行商品だけですが、そのうち、新商品を売りに出せるよう、頑張りたいと思っております。
もしまだ購入なさっていないという方は、この気に当サークル商品をプレイしてみてください!
ちなみに
がまだ続いております。
当サークル製作のゲーム『わんわんしぃし~』、『オトコの娘しぃし~』、「しぃし~ロンパ』を半額でお買い求めになれます。
ご購入は以下から!
また、これにあわせBOOTHでも開店セールとして半額販売をしております。
お正月のお伴に、是非お買い求めください。
……さて、以降は駄話。
と言ってもいつもとは違うお正月特別企画!
部屋に転がっていたレア本をトリビア形式でご紹介!
題して
目下大流行のタレントが「へ~!」というあの番組に対抗しました!
みなさんも本記事を読めば「へ~!」と感心すること請けあい!!
さあ読んで覚えて、友だちに差をつけようぜ!!
●『ドラえもん百科』とは…?
とある世代以上の人はみなさんご存知だと思いますが、1980年代は全国民を挙げての『ドラえもん』ブームでした。
そんなブーム最盛期の熱を伝えるのが、『コロコロコミック』に連載されていた『ドラえもん百科』です。藤子F不二雄先生の筆頭アシスタントである方倉陽二先生が健筆を振るい、ドラえもんの様々な秘密が解説され……るのですが、ぶっちゃけドラえもんをコケにしたような内容で、すみません、当時は大嫌いでした。
それが四十年近い時を経て読むと、大変いい味になっていることに気づきます。
考えてみれば『ドラえもん』というのは本当のところのび太が主役で、ドラえもん自身はその保護者という不思議な作品。
そこをドラえもん自身を主役、ホスト役に据えた漫画を描こうと思ったら、ドラえもん自身をボケ役にせざるを得ない(のび太は逆に、それに対して傍から突っ込む、クールなキャラクターになってしまっています)。そこが当時は不快だったのですが、これは企画の特性上、どうしても生じてしまうジレンマだったのでしょう。
さて、蘊蓄はこの程度にして、早速『ドラえもん百科』のトンデモなさをご紹介していきましょう!
トリビア1 ドラえもんは服を着ている
最近、ドラえもんの青い部分が脱げる、というネット記事をご覧になった方もいらっしゃるんじゃないでしょうか。
リンク先の記事にある通り、描いたのはF先生。しかしこれは人気少女漫画『うわさの姫子』とのコラボ企画でした。『姫子』の藤原栄子先生が「ドラえもんが青い部分を洗濯している」というネタを描いたので、それを受けての描写。F先生の発案ではないわけです。
そしてこちらが『ドラえもん百科』での描写!
白い部分も脱げるんかい!!
いや、これもF先生ではなく片倉先生の筆によるものとは言え、本作で描かれた「方倉設定」は本編に逆輸入されているものもあり、「F先生じゃないから偽物」とも言いきれないところが困ったモノなんですね。「ネズミに耳を囓られ、青くなった」というのもF先生がアレンジを加えて微妙に変えつつも、本編に取り込んでいますし。
トリビア2 ドラえもんは片仮名が書けない
さて、そんな「半公式」とも言える作品というのに、こんな設定が登場したりもします。実は当時は有名な設定だったのですが、今では知らない人がいるかもと思い、挙げてみました。
上にも書いた通り、とにかく本作、ドラえもんdisりが激しいんです。視力検査をしたら検査表のひらがながまず、読めなかった、何て話もありますし。
トリビア3 ドラえもんはおねしょをする
さて、本作の連載初期にこうしたエピソードがありました。この少年に対し、ドラえもんは「原子炉を内蔵しているからトイレには行かない」と豪語しておりました。
そう、原子炉は昔から現在に至るまで、公式設定です。
が……別なエピソードでは。
どっちかはっきりしろ!!
まあ、もっとも、本編でも一度だけ、トイレに行く話があるんですが。しぃし~するシーンそのものもはありませんが。
トリビア4 ドラえもんの肩書きは……?
え~と、そのまんまです。
ドラえもんの職業は何だ、ただの居候か、という問いに対しての答え。
ただこれ、今となっては問題のあるギャグっぽいですね。
トリビア5 昔はスマート(?)だった!!
衝撃の事実!!
昔はイケメン(……???)だったドラえもん!!
もちろん、「今はカッコ悪い」と落とすための前フリではあるのですが……。
しかし、アニメなどでご覧になった方もいるかも知れません。ドラえもんは工場で製造された時からスタイルは今と同じだったと。
そう、上の漫画とはまた別の話では「メス猫ロボットに恋をして、努力の結果スマートになった」とのエピソードが語られます。
これらを総合するに「スマートだった一時期がある」というのが正しいのでしょう。「ロボットがトレーニングでスマートになれるのか」といった根本的な疑問はつきまといますが。
ちなみに以下は「ドラえもんの初夢」。
本作にはこうした「劇画調ドラえもん」が繰り返し描かれます。片倉先生、本当は劇画が描きたかったのかも知れません。
――と、以上のようなわけで、本当は「ドラミちゃん秘密BOOK」というドラミ版の方のご紹介もしたいところですが、それはまた次の機会に。
そうそう、去年の記事「スペシャル駄話『ドラえもんの推理クイズブック』」もよければごいっしょにどうぞ。
というわけで、今年もよろしく!!